故障したトラックには十分な価値が残っていることもあるため、廃車にせず、まずは買取査定を受けることをおすすめします。査定の依頼は、故障したトラックの買取に積極的な店を選びましょう。
今回は、故障したトラックの買取に積極的な業者の選び方をご紹介いたします。
トラックによくある故障をご紹介いたします。
エンジンの故障は、部品の劣化や損傷による不具合が積み重なった結果です。
整備不良よりも、点検やメンテナンスを怠って不調に気付かないまま走り続けることが、エンジンの故障を早めてしまいます。
エンジンから異音や異臭がしている、回転数が上がらないといった症状がみられる場合は、エンジンが不具合を起こしているかもしれません。
他のパーツにも影響を及ぼしている可能性があるので、早めに点検をしてください。
対処が早いほど、修理にかかる手間と費用を抑えられます。
ほとんどの大型トラックは、加速時の力強さが特徴のトランスミッションを採用しています。
クラッチは使用するうちに少しずつ摩耗していきますが、半クラッチが多いほど摩耗するスピードが早く、強引に運転し続けると、やがて破損してしまいます。
異音がする、ギアが入らない、クラッチが滑る、といった症状があるようなら、クラッチが故障する前触れである可能性が高いので、早めの修理が必要です。
冷却装置が故障すると、エンジンにこもった熱が正常に冷やされず、やがてトラックがオーバーヒートします。
たとえば、バルブやパッキンが劣化すると冷却水が染み出し、いつの間にか冷却水の量が不足したり、ラジエーターファンが故障すると、循環する冷却水自体の熱を冷ますことができなくなったりします。また、ウォーターポンプが故障すると、冷却水の循環もできません。
オーバーヒートの予兆は、エンジンの回転数が安定しない症状の一種です。
他に、エアコンの効きがよくない場合も冷却装置の故障が疑われます。
こまめに点検とメンテナンスをしていれば回避できるので、冷却水は定期的に補充をして、異常な量が漏れていないかチェックしましょう。
DPFとは、排出ガスに含まれる有害物質を除去する装置です。
万が一DPFが故障すると、排出ガスの浄化効力が低下します。
人や環境に悪影響を及ぼすだけでなく、排ガス規制の基準を満たせなくなると、トラックを処分せざるを得ません。
DPFの故障は、長時間のアイドリングやエンジンの回転数不足、短距離走行を繰り返すことでフィルターが目詰まりを起こすのが原因です。
排出ガスの量が多い、異臭がしているといった症状が見られたら、DPFが故障する前兆かもしれません。
修理費用は、トラックの大きさによって異なり、50〜100万円と高額です。
違和感に気付いたら早めに対処しましょう。
ボタンを押すだけで台が昇降するパワーゲートは、荷物の積み下ろしをする際に重宝します。
ただし、パワーゲートが故障すると作業の途中で突然止まり、業務に支障が出ます。
また重量があるため、故障すると誤作動による大ケガを招く危険性もあります。
電源の不具合や配線の断線など、さまざまな原因が考えられるので、動作に異常が見られたときは早めの点検と整備を心がけましょう。
トラックの故障に多いケースをご紹介しましたが、頻繁に修理に出していては修理費用がかさむ一方です。
そんなときは、買取を検討したほうが効率的かもしれません。
故障して動かなくなったトラックの買取先をご紹介いたします。
廃車や不動車の買取業者は、レッカー移動や廃車手続きを代行してくれるなど、魅力的なサービスを提供しています。
ですが、故障したトラックを引き取った後は、ほとんどがスクラップ処分に回されてしまいます。
これらの業者は、スクラップとしての金属価値を重視するため、買い取ってもらえたとしても二束三文にしかなりません。
なかには諸費用を請求されてしまい、出費のほうが増えるケースもあります。
部品の交換だけでまだ走れるようなら、トラック買取専門業者への買取をおすすめします。
トラック買取専門業者は、トラックの状態を問わず、価値を付けるため、買い叩くようなことはしません。
架装や形状によっても価値が変動するので、専門知識をもつ査定のプロに正当な判断を求めなければ、損をする可能性があります。
特に低年式に分類されるトラックの中には、生産が終了しても人気の続く車種がたくさんあり、高価買取されています。
人気のある車種は、修理をして再販されるケースが多いため、高価査定を狙うことが可能です。
トラック自体に価値を見いだすと言っても、故障している状態には代わりありません。
にもかかわらず、トラック買取専門業者が高い査定額を提示できる理由は、トラック買取専門業者ならではの「強み」が関係しています。
トラック買取専門業者を選ぶ際、査定額やサービス内容といった買取に直接的な面を重視しがちですが、最も気にすべき点は、海外に販路があるかどうかです。
海外に販路をもつトラック買取専門業者なら、故障しているトラックを相場よりも高く買い取ってくれます。
日本のトラックは世界各地で重宝され、需要の高い状況が続いています。
部品があれば自社で買い取ったトラックを修理し、再び海外で活躍させられるので、走行できることが重視され、高値が付きやすいのでしょう。
故障の具合によっては、修理しても再起させることが難しいケースもあります。
その場合、問題なく使える部品を取り出し、交換用の部品として新たな活路を与えます。
年式の古いトラックの場合、メーカーが部品の製造を終了しているケースも多く、中古トラックでしか部品を賄うことができません。
故障して動かなくなったトラックでも、他のトラックが長く使われるために役立ってくれています。
気になる業者があれば、以下にご紹介するポイントを参考に選んでみてください。
日本で再販するには、低年式や過走行などの状態は新たな買い手が見つかりにくい原因の一つです。
しかし、海外では走行距離が100万kmを超える古いトラックも当たり前に走っているので、日本よりも買い手が見つかりやすいでしょう。
また、取引国によっては道路整備が行き届いていない地域も多く、悪路を難なく走り抜ける高床トラックが高値で買い取られています。
ハンデを抱えていても、海外なら勝負できる可能性に恵まれていると言えるでしょう。
査定した回数はトラックの買取実績よりもさらに多く、買取ノウハウが豊富な証明です。
トラックや重機の査定額は、専門知識や需要の動向など、複数の情報によって計算されます。
トラックの状態を的確に判断し、プラス査定に傾けるための技量は、実績やノウハウを積んでいなければできません。
インターネットの情報は手軽に手に入れられ、参考にする人も多いでしょう。
しかし、サイト内の情報がわかりにくく、会社情報や連絡先が確認できないと信用性に欠けます。
現代社会ではインターネットが広告の要を担っており、顧客の新規獲得にもホームページが活用されているため、わかりづらいサイトは顧客目線で見れていないかもしれません。
よりよい取引をするには、会社情報などサイトの細部までチェックしましょう。
ホームページに、利用した人の評価が掲載されているなら、必ずチェックしましょう。
スタッフの対応や手際のよさ、査定額、サービス内容など、実際に利用してみなければわからない部分を知ることができます。
よい評価ばかりを参考にするのではなく、悪い評価にも目を向けることで、本当に自分に合った業者かを判断できます。
特に自分が重視したいことについて、詳しい記述がされている口コミを参考にしましょう。
信頼性が高くても、各種買取に必要なサービスに費用がかかるようでは、他社を検討するのではないでしょうか。
出張査定や手続きの代行、回送といった必須サービスを無料で提供している業者であれば安心して利用できます。
また、入金スピードや支払方法も重要です。
即日現金払いや銀行振込など、希望する支払方法に対応しているかチェックしましょう。
わずかでも買取額がアップするなら、故障した箇所を修理してから査定を受けるべきか、悩んでいる方もおられるのではないでしょうか。
こちらでは、査定前の修理の必要性についてお伝えいたします。
結論から言うと、修理費用や手間がかからず、結果がプラス査定に結びつくようなら修理は有効です。
自分で直せる範囲の簡単な修理であれば、手を加えてもよいかもしれません。
しかし、大規模な修理は修理費用や手間が負担になるだけで、あまりプラスにはならないため、そのまま査定を受けましょう。
異音や異臭に気付き、部分的な修理をしても、実は他に重大な不具合が潜んでいる可能性があります。
故障したトラックは無理に修理しようとせず、そのままトラック買取専門業者に依頼するほうが賢明です。
日本のトラックは耐久性やメンテナンス性に優れており、修理をすれば再利用しやすいのが特徴です。
自社で修理する技術と環境が整っているトラック買取専門業者では、故障していても高く買い取ってもらえる可能性が高いと言えるでしょう。
故障したトラックの処分方法にお悩みの方は、気軽に査定をお申し込みください。